<キーワードは「地域所属」>
本校では、教育活動において「地域所属」という言葉をキーワードとしたとりくみを大切にしています。
「地域所属」という言葉について、本校では、「差別は排除という形をとる。私たちは、排除されず、排除せず、納得した状態で(自分たちが住む地域に)所属していくことをのぞむ。そうした状態をめざす用語として「地域所属」(Community Positioning)という言葉を用い、より多くの人に使われていくことを期待する。」という概念規定を行い、「障害」がある児童生徒の地域社会における生活を支援していく上での私たちの課題を明らかにし、「地域所属」支援のとりくみを行っています。
*ここでいう地域とは、校区単位にとどまらず、市町村レベルの広がりを想定しています。
<とりくみ>
地域懇談会
本校の地域懇談会は、教職員と保護者が「障害」のある子どもを育て支えていく途上で、疲れや焦り・不安等のために倒れるといったことを未然に防ぎ、共に生きていくことの喜びを実感できるようにしていくために、自治体関係者との連携を構築していくことをめざして平成10年より毎年開催してきました。
社会福祉協議会や教育委員会・福祉事務所等、自治体関係者の参加も増え、平成21年度は4会場あわせて49名の自治体関係者の参加があり、子育てや地域生活における悩み、学校教育や福祉制度に対する要望など意見が交わされました。
地域懇談会で交わされた主な内容は、『地域懇談会のまとめ』として書き起こし、本校保護者や職員・関係自治体へ配り、情報を発信・共有化するとともに協働して「地域所属」をめざしていくとりくみに役立てています。
出前授業
交流及び共同学習の事前学習や、人権「同和」教育の学習として、教材集「わかったァ!」の教材を活用した、知的「障害」への認識を深め、差別をなくしていくための出前授業を行っています。平成21年度は、地域の小学校1校、中学校6校、高校5校、職員研修5校、地域の研修会3地域で、計20回の「授業」を行いました。
交流及び共同学習
「交流及び共同学習」の項目をご覧下さい。
「つながる手」 令和6年度 児童生徒居住地区ネットワーク研修会について
地域懇談会について(令和6年度)
地域懇談会について(令和5年度)
支援だより(令和4年度)
支援だより(令和3年度)
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