特別支援教育体制の推進にあたり、各特別支援学校では、地域のセンター的機能が求められています。 本校では、日常的に障害児者やその家族とかかわりがある、私たち特別支援学校職員が、共通に押さえておくべき視点として、「地域所属」という言葉を用いて、これまで本校が担ってきた役割や意義を整理してきました。特に、交流及び共同学習においては、その重要性を再認識し、様々な事例を通して、校内外での連携を図り、具体的な支援に取り組んできました。 今回、「福岡県立筑後養護学校 交流及び共同学習事例集 第1集」としてまとめ、発行することになりました。「地域所属」の視点から、本校の特徴的センター的機能の一つである交流及び共同学習の取組の展開と実際について、具体的に紹介いたします。 (『はじめに』より)
※地域所属 「差別は排除という形をとる。私たちは、差別されず、差別せず、納得した状態で所属していくことをのぞむ。そうした状態をめざす用語として『地域所属』という言葉を用い、より多くの人に使われていくことを期待する。 <平成15年3月 概念規定>
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